まいぷれ札幌市中央区編集部です。
先日、まいぷれの掲載店さんのイベントに参加してきましたので、ご紹介します。
去る5月27日(土)、「ワイン屋さんのワイン会」と称するイベントがありました。
主催は、地下鉄西11丁目駅直結の小さなワインショップ、「ワインとワイン帽の店 SANTO CAPPELLO(サントカペッロ)」さんです。
実はこの店の主=清水邦典氏は、知る人ぞ知るオペラ歌手(バリトン)であり、チェロ奏者なんです!
コロナ禍もようやく収まりつつあり、人々の日常生活でもお出かけし易くなってきました。そこで、かねてより温めていたイベント企画を実施されたのです。実は今回は、2回目の催しとのことでした。
筆者はお酒は強くはありませんが、それでもおいしいワインが飲めると内心ウキウキして出かけました。
会場は、ナント、店主のご自宅でした。行ってみると、閑静な住宅街の角から2軒目に、音楽家の住まいらしく周囲とは違った造りのシックな建物がありました。
中に入ると、広い窓の一室にグランドピアノ。そしてワイン会場にはスィーツビュッフェが! メリメロさんという、これまた知る人ぞ知る焼き菓子のパテシェさんが、特製スィーツをケータリングされていたのです(写真❶)。
ワイン会の開始時刻にはまだ12~13分早く着いたのですが、既に数人の方が集まっておられました。開始前にも関わらず、スパークリングワインの白をすすめられましたが、取材のことも頭をよぎり、ソフトドリンクを頂きました。
そして開始時刻となり、店主のご挨拶(写真➋)と乾杯でワイン会がスタート。
この時から筆者もソロリソロリとワイングラスを傾け始めました。酔い過ぎぬよう注意しながら・・・。
20分ほど過ぎたでしょうか。ピアノとチェロの生演奏が始まりました。今回のメインはチェロ奏者の竹本利郎氏。そしてピアノ演奏は小野真紀子氏でした(写真❸)。お二人ともプロで活躍されている方とのことです。
曲目は、バラディス作曲「シチリアーノ」、カッチーニ作曲「アヴェ・マリア」ほかでした。
生演奏は約20分で終わり、スイーツに合う赤ワインと参加者同士の歓談の途中で、チェロの飛び入り演奏が勃発! 実は参加者の中に、昔、竹本氏にチェロを習ったことがあるという人がおられ、急遽実現したのです。ここでの写真掲載は控えますが、先程とはまた違ったチェロの音色に思わず聴き入りました。
すると今度は、程よく「出来上がった」参加者からの強い要望で、店主のバリトンの歌声が響きわたりました(写真❹)。ヘンデル作曲のオペラ『セルセ』第1幕冒頭のアリア「オンブラ・マイ・フ」。
更にさらに、その後すぐ、店主自らチェロを奏でるではありませんか(写真❺)。曲目はフォーレ作曲「夢のあとに」。なんと豪華なひとときなんでしょう!
おいしいスイーツ(チーズもありましたよ!)にワインだけでも十分なのに、参加者飛び入りも含め三人のチェロ演奏の聴き比べ! めったに味わうことのできない非日常の体験となりました。
筆者も少し酔ってはいましたが、最後に店主にインタビューしてみました。
編集部:今回は2回目とのことですが、SANTO CAPPELLO(サントカペッロ)さんでは、これからもこのようなイベントを開催されるのでしょうか。
清水氏:はい。定期的に開催していきたいと考えています。次回は6月10日(土)の予定です。
編集部:毎回、このような濃い内容を企画するのはたいへんですね。
清水氏:しばらくはコロナで家に閉じこもっておられたと思いますので、皆さんに喜んでもらえたらと考えています。お越しいただくには、あいの里は少し遠いかもしれませんが、たまには「非日常」を味わうのもいいのではないでしょうか。
編集部:次回の企画を少しだけでも教えていただけませんか。
清水氏:それは秘密です!・・・と言うのは冗談で(笑)、実はヴィンテージワインを楽しんでいただこうと考えています。フランスはボルドーの赤、「シャトー・デュルフォール・ヴィヴァン(1962年)」です。
編集部:えっ、60年モノ・・・ですか(私の年齢の1.?倍)! やはり、生演奏も有りですか。
清水氏:はい。次回はヴァイオリンで、吉川美希子さんにお願いしています。
編集部:うゎー、これまたすごく楽しみですね。是非これからも幸せなひとときのご提供を続けてください! 本日はたいへんありがとうございました!!
・・・というわけで、なんだか浮かれ調子のインタビューになってしまいましたが、ほんとうに日常を忘れられたひと時でした。
プロのオペラ歌手と楽器奏者、美味しいワインを楽しみがら、至近距離でお話もできるなんて、一般のコンサートではありえません。あなたも是非ご参加してみてはいかがでしょうか。おススメです!!
ちなみに今回のワイン会のワインは、「カステッリ・デル・デゥーカ(白泡)」、「グース・バンプ(赤)」、「ネロ・ダーヴォラ(赤)」、いずれもイタリア産でした。
また、SANTO CAPPELLOさんのワインショップは、地下鉄西11丁目の2番出口通路にあります。YOSAKOIソーラン祭りで大通会場に出かけたついでに寄ってみるのもいいかもしれません。
ワインとワイン帽の店 SANTO CAPPELLO様 の掲載ページ
そちらから同店のオンラインショップへも行けます。