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米粉のバウムクーヘン。ring ring 様にお話を伺いました!

まいぷれ札幌市中央区編集部

❶周囲がきれいな赤紫色の「ソフトバウム ビーツ」「米粉のバウムクーヘン。ring ring 様にお話を伺いました!」

❶周囲がきれいな赤紫色の「ソフトバウム ビーツ」

❷酒蔵とのコラボ商品「プレミアムバウム 国稀」「米粉のバウムクーヘン。ring ring 様にお話を伺いました!」

❷酒蔵とのコラボ商品「プレミアムバウム 国稀」

❸季節限定商品「ハードバウム とうもろこし」「米粉のバウムクーヘン。ring ring 様にお話を伺いました!」

❸季節限定商品「ハードバウム とうもろこし」

❹用途ごとに3種類の「米粉」「米粉のバウムクーヘン。ring ring 様にお話を伺いました!」

❹用途ごとに3種類の「米粉」

❺ring ring 様の店内の様子(撮影:編集部「米粉のバウムクーヘン。ring ring 様にお話を伺いました!」

❺ring ring 様の店内の様子(撮影:編集部

まいぷれ札幌市中央区編集部です。

北海道には、おいしい食べ物がたくさんあります。お菓子やスイーツに限ってみても、選ぶのに困りますよね。
食べている時はとっても幸せ!なんだけど、その後、とっても“ふくよか”になってしまったり、困ることは色々とあるものです。

さてそこで、今回は“米粉”に注目してみました。

わが編集部のすぐ近くに、米粉でバウムクーヘンを製造・販売されている「ring ring」というお店があります。
お店ができたとき、ちょっと変わった外観で「何のお店かな~?」って思っていました。

念願叶い先日、責任者の方(佐々木遥香 様)にインタビューしてきましたので、ご覧ください。
 (取材日:2024年06月04日)

◆お店(ring ring)誕生の経緯

編集部:初めてお店の前を通りがかったとき、中が良く見えないので「何のお店かな~」って思いましたが、バウムクーヘンを作っておられるんですね。

佐々木氏:はい。米粉でバウムクーヘンを作っています。お店のほうは、確かに「わかりにくい」と言われることもありますね。

編集部:でも、一度知ってしまうと、特徴的な外観なのでずぅっと記憶に残りますね。

佐々木氏:そうだと、うれしいです。

編集部:ところで米粉は、古くから和菓子で使われ、その後パンも作られるようになりましたが、バウムクーヘンを作ることになったのには、何か理由があったのですか? また、なぜ米粉だったのですか。

佐々木氏:まず米粉の話ですが、実は私どもは株式会社SYOKUSANと申しまして、2018年に社名変更する前までは、北海道食糧産業株式会社と称しておりました。
昭和26年(1951年)の米の流通民営化(食糧配給公団の解散)に伴い、北海道の各支庁単位に14の卸が設立されましたが、当社はその機に全道組織として発足した北海道食糧事業協同組合連合会からスタートした会社です。

編集部:あぁ、なるほど。それで米粉なんですね。

佐々木氏:そうです。食生活が洋風化するなかで、お米の消費量が年々減少してきており、これをなんとかしたいと考えたわけです。海外事業部では米粉の輸出を推進していましたが、国内でも販売拡大するためにこの店を立ち上げました。

編集部:このお店ができた理由はわかりましたが、その商品がバウムクーヘンになったのは・・・?

佐々木氏:初めは米粉のパンも検討しました。しかし、私たちには初めての取組みだったため、パンづくりは結構難しかった。そこで試行錯誤を重ねた結果、バウムクーヘンに落ち着きました。

編集部:バウムクーヘンを米粉で作ることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

佐々木氏:米粉は、小麦粉とは違い、たんぱく質の一種であるグルテンが含まれていません。小麦アレルギーの方は、このグルテンの影響によりアレルギー症状がでるのですが、米粉はその点、安心して食べられるのがメリットと言えます。

編集部:ケーキやクッキー、パイ、パン、ピザ、パスタなど、小麦粉が使われている食品は数多くありますね。

佐々木氏:そうなんです。それに比べ、米粉はまだまだ伸びしろがあります。パンにするには小麦粉のように膨らみにくい点はあるものの、食物繊維やビタミンB群、ミネラルが豊富に含まれており、吸油率が低いので、低カロリーでヘルシーな揚げ物料理にも使えます。

編集部:小麦アレルギーのある方はもちろんですが、健康意識の高い方にも喜ばれそうですね。米粉のバウムクーヘンにも色々な種類があるようなので、是非紹介してください。

◆米粉商品の紹介

佐々木氏:当店のバウムクーヘンには、北海道産のお米「きらら397」を使用しています。自社工場で精米したてのお米が届くと、その日使う分だけを店内で米粉にしています。

編集部:やはり、原材料の鮮度が大事ということですね。

佐々木氏:はい。焼き上がりのしっとり感がまるで違うのは、新鮮な“生”米粉を使用しているからです。

編集部:売れ筋商品の人気順に番号札がついていますね。

佐々木氏:バウムクーヘンはソフトタイプとハードタイプを作っていますが、1番人気はソフトバウムクーヘンの「プレーン」です。

編集部:ソフトタイプには、ほかにどのようなものがありますか。

佐々木氏:ほかには、「ビーツ」、「りんご」、「さくらむらさき」、「国稀(くにまれ)」などがあります。「ソフトバウム ビーツ」(写真❶)は、鉄分やビタミンを豊富に含む“奇跡の野菜”北海道南幌産のビーツを生地に練り込み、相性のよいココア風味で仕上げました。

編集部:周囲がきれいな赤紫色になっていますね。「国稀」は、あの、お酒の国稀ですか。

佐々木氏:はい。北海道最北の酒蔵、国稀酒造さんとのコラボ商品です(写真❷)。銘酒「国稀」の酒粕を練り込んだ、ここでしか味わえない限定バウムクーヘンになります。

編集部:お酒好きかつ甘党の人にはぴったりの品かもしれませんね。新商品の開発はどのようにされているのでしょうか。

佐々木氏:新商品開発には常に取り組んでいますが、約1年前から原材料の確保などを考え始めます。季節にあわせた限定商品もあり、今からですと、こちらの「ハードバウムとうもろこし」(写真❸)がその一つと言えますね。

編集部:あっ、これは。とうもろこしの香ばしさが伝わってきますね。

佐々木氏:そうです。北海道産の甘みたっぷりのスイートコーンを丁寧に裏ごしして加え、夏にぴったりのフレーバーに仕上げています。

編集部:こちらは、ハードタイプのバウムクーヘンなんですね。

佐々木氏:えぇ。「とうもろこし」は季節限定ですが、ハードタイプにも「プレーン」や「ごぼう」のほかにチーズを詰めた「チーズインバウム」といった商品もございます。

編集部:「ハードバウムとうもろこし」のパッケージには、“888”とか“2888”といったナンバーが振られていますが・・・。

佐々木氏:はい、それにはエピソードがあります。バウムクーヘンの基本形はリング状(円形)です。
円を無機質なもので表現したいと思い数字を用いて、紙袋や包装紙には円周率(3.141592653589…)をデザインに使いました。商品についてもそれぞれに数字をつけ(ナンバリング)、フレーバーを表現していました。

しかし自社店舗で売る分にはそれでよかったのですが、デパートなどで取り扱ってくださるようになって、「わかりずらい」との声をいただき、文字で商品名を示すようになりました。数字(ナンバー)が書かれているのは、当初の名残りということになります。

編集部:なるほど、そうだったんですね。ところでバウムクーヘンの「ラスク」も作っているのでしょうか。

佐々木氏:「バウムラスク」は、フードロス削減としての取組みです。焼き上がったバウムクーヘンをカットする過程で、どうしても商品になりにくい形のいびつな端切れが生じます。それを再度オーブンでサクッと焼き上げ、ラスクにしたのです。

編集部:端切れでもおいしく食べられますものね。環境にやさしい取組みですね。ところで、「米粉」も販売されているのですか。

佐々木氏:もちろんです。用途ごとに3種類用意しております(写真❹)。
まずは、スイーツ向けの米粉。これは、当店のバウムクーヘンでも使用している北海道産「きらら397」の米粉です。
次に、麺とパンづくり用の米粉。こちらは、北海道産「北瑞穂」で作った米粉です。
そして、パンづくり専用のパンミックス。同じく「北瑞穂」を用い、アルファ化米粉()をブレンドして米粉100%でも膨らみやすく、米粉パンづくり初心者の方でも使いやすい米粉にしたものです。

 (アルファ化米粉とは、炊飯した米を加熱し急速乾燥させたアルファ化米を製粉したもの。)

編集部:なるほど、使う目的に合わせて選べるようになっているんですね。これにより少しでもお米の消費が増えるといいですね。
本日はお忙しい中、ありがとうございました!

<インタビュー後記>
 帰りがけに、恐るおそる尋ねてみました。「お米などを大々的に扱われている企業さんなので、米粉のバウムクーヘンはもう少し買いやすい値段になりませんか?」と。
 返ってきた答えは「精一杯努めていますが、北海道産のお米のほか、砂糖なども北海道産の甜菜糖を使い、添加物も極力抑えていますので・・・」とのことでした。納得! (写真❺は、店内の様子)

ring ring 様 の公式サイト
  • 営業時間外09:00〜17:00
    詳細
    • 日曜日 定休日
    • 月曜日 09:00~17:00
    • 火曜日 09:00~17:00
    • 水曜日 09:00~17:00
    • 木曜日 09:00~17:00
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    • 土曜日 定休日

    祝日は休業します


基本情報

名称まいぷれ札幌市中央区編集部
フリガナマイプレサッポロシチュウオウクヘンシュウブ
住所060-0063 札幌市中央区南3条西9-998-3 Apa Towers札幌大通公園1018号
アクセス札幌市営地下鉄東西線西11丁目駅3番出口より徒歩11分
札幌市電山鼻線西8丁目駅より徒歩6分
札幌市電山鼻線資生館小学校前駅より徒歩5分
電話番号011-803-0163
不在時は、留守番電話にご用件を録音ください。
メールアドレスinfo@middlestation.jp
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