昭和58年創業の優しくて元気な女将さんがきりもりしているお食事処であり居酒屋の河童（かっぱ）さん。ワンコインランチは3種類、焼魚をはじめ焼肉やフライなどその日によってメニューが変わる栄養・バランスのとれた定食です。

お食事処　河童

地下鉄東西線二十四軒駅の1番出口から出て琴似方面へ少し歩くと、宮の森・北24条通の大きな交差点があります。その交差点を渡り、左に曲がるとすぐに小さな居酒屋さんがあります。昭和58年に創業しご夫婦でお店を起ち上げたそうですが、ご主人が他界され、今は女将さん一人でお店をきりもりしています。女将さんは、毎朝中央卸売市場へ新鮮な食材を仕入れに行き、おいしい料理を提供しています。

店内にはカウンターに7～8席と、6人くらいが座れるテーブルが2つある小上がり席。こじんまりとしていて女将さんとの距離も近いアットホームな雰囲気です。

毎日食べても飽きない手作りの定食

女将さんはワンコイン日替り定食をいつも3種類用意しているそう。さんまや人気のさばなどの魚が食べられる定食、フライなどの揚げ物定食、お肉や炒め物などをメインにした定食です。定食にはご飯、お味噌汁、小鉢が2品とお漬物がついています。メニューは女将さんが食べる人のために栄養やバランスを「お母さんの目線」で考え、丁寧に作っているものばかり。

この日は、さんま焼き定食とカキフライ定食、焼肉定食でした。その中で、女将さんおすすめのさんま焼き定食をいただきました。

ガスで炊いたご飯はふっくらとツヤがあり、お味噌汁の具は大根・人参・油揚げ。小鉢は、椎茸・ちくわ・大根・里芋・鶏肉などの煮物とマカロニサラダ、そしてたくあん。

さんまは大きく身がしまっていて、大根おろしとともにさっぱりいただきました。煮物は濃くもなく薄くもないちょうどよい味付け。里芋を口に入れると、おふくろの味って感じがして心がじんわりします。若い常連さんも多いそうで、メインメニューとの組み合わせと栄養面を考えて、添える小鉢の内容を考えているとのことです。

魚は人気のさば焼きやさばの味噌煮も出しているそうです。時間と手間がかかる味噌煮もワンコインで食べられるなんてうれしいですよね！

ワンコイン（500円）でこのクオリティの定食が食べられるお店があるなんて本当に驚きました！　まるで自宅でお母さんが作ってくれるご飯を食べているかのようです。夜も一品料理の料金に300円を足せば定食にしてくれます。一人暮らしをしている方、食事が偏りがちな方にはとってもおすすめ！　

かっこいい女将さん

取材の時に優しくいろいろな話をしてくださった女将さんですが、スノーボードとパークゴルフで身体を鍛えているそうで、スノーボード歴はかれこれ10年くらいとのこと。冬になるとシーズン中の雪の状態の違いを楽しんだり、毎週スノーボードに行くのが楽しみで仕方がないそう。スノーボードのために、夏はパークゴルフで歩いて足腰を鍛えているそうです。店内にスノーボード姿の写真が飾ってあるので、かっこいい女将さんの雄姿を見てみてください！

ただワンコインで安いということではなく、“女将さんの優しい気持ちのこもったご飯”を食べに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。