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北海道新名物誕生なるか!? 『手打ちそば 喜心庵』の心意気に迫る

十割蕎麦の名店『手打ちそば 喜心庵』のそば職人・増田幸生さん。『手打ちそば 喜心庵』では、お食事されたお客様に和菓子“そば饅頭”を一つプレゼントしている。その“そば饅頭”を北海道の名物にしたいと考えている増田さん。今回は増田さんから、なぜ“そば饅頭”が北海道の名物に相応しいのかや“そば饅頭”の美味しさ・魅力を教えていただきました! 蕎麦の香りと甘さ控えめのこし餡が絶妙にマッチした“そば饅頭”を是非一度ご賞味あれ!




北海道名物と言えばみなさんは何を思い浮かべますか?

ジンギスカン・味噌ラーメン・スープカレーなどなど美味しい物が沢山ありますね。


そんな中北海道に新しい名物を生み出そうと企む方に出会いました。

札幌市の端、手稲区にて十割そばの名店『手打ちそば 喜心庵』を営むそば職人・増田幸生さんという方です。


増田さんが北海道の新名物にしたいと考えているものはずばり“そば饅頭”


今回はその“そば饅頭”が一体どんなものなのかその魅力を取材させていただきました!





『手打ちそば 喜心庵』 増田幸生さん

1957年山口県下関市生まれ。

勤め先でうどん屋を開くことになり香川県で修業を積むが、うどんよりもそば派だったためにそば屋を開きたいという思いが強くなる。日本各地のそば粉を取り寄せて研究を続けたのち、北海道産そば粉が一番美味しいという結論に至り1998年北海道に移住。

 

1999年7月、札幌市中央区円山にて『手打ちそば 喜心庵』を開業。

実弟増田義雄さんとそば粉100%つなぎなし生粉打ち手打ちそばの店として札幌市で開業。

十割そばの名店として数々のメディアにて紹介される。

2005年5月に惜しまれつつも休業。

 

2014年9月、札幌市手稲区稲穂にて営業を再開。

稲穂にて長く営業していた手打ちそばのお店が撤退することになり、その跡を譲り受けて営業を再開。

美味しい蕎麦が食べられる楽しいお店として今もなお多くの人に愛されている。



“そば饅頭”とは一体何なのか?

『手打ちそば 喜心庵』のそば饅頭

“そば饅頭”とは?

“そば饅頭”という言葉に訊き馴染みが無い方も多いかと思います。


“そば饅頭”とは、そば粉を使用した生地で餡を包み、蒸したり焼いたりして作る和菓子です。

甘い餡とそれを包み込む香りの良い蕎麦粉の生地が絶妙にマッチして、非常に美味しい!



長野や京都の辺りでは普及しているらしいのですが、北海道ではまだあまり知られていないかもしれません。


歴史としては、“守貞謾稿”という江戸時代後期の三都(江戸・京都・大阪)の風俗・事物を説明した書物に“そば饅頭”についての記載があります。『江戸近年の制なるべし。そば粉をもって皮とし、舶来霜糖を以て小豆餡を製し精製也。形小にして貴価也』とあることから遅くとも幕末には作られていたのだと思われます。

近世風俗志―守貞謾稿 (1)喜田川 守貞 (著) 宇佐美 英機(校訂)  (岩波文庫) 1996-05

 

 


“そば饅頭”を作り始めたきっかけ

1999年に円山にて開業した増田さん。

開店した当時“そば饅頭”はまだありませんでした。


そばと一緒に甘い物も出したいと思い始め、色々考えた挙句たどり着いたのが“そば饅頭”


そば粉とあずきは甘味や食感が似ているため相性が良く、一体感が出て非常に美味しいとのこと。

微妙な分量なども難しく試行錯誤を続ける増田さん。

現在もより美味しい“そば饅頭”を模索しているそうです。


なぜ“そば饅頭”が北海道の新名物に相応しいのか?

増田さんによると、“そば饅頭”の原材料は


 そば粉・砂糖・小豆・やまと芋 の四種類とのこと。


このうちそば粉・砂糖・小豆北海道が全国一の収穫量をほこる農産物です。

(農林水産省平成30年度統計による)


これらを原材料とした“そば饅頭”を発展させることが、より北海道の魅力を伝えることに適しているのではないかと考えられます。

原材料のそば粉・砂糖・小豆・やまと芋

シンプルな作り方だからこそ奥深さがある

“そば饅頭”の作り方は至ってシンプル。

やまと芋・砂糖・そば粉を混ぜて作った生地で、餡を包んで蒸すと完成です。


しかし、シンプルな作り方だからこそ奥深さがあると増田さんは言います。


そば粉や芋・餡の種類でも“そば饅頭”の味の印象は大きく変わってきます。

微妙な分量や練り込み方も多分に影響してくるとのこと。


そば粉の練り込みが多すぎると見た目は良く蒸しあがるのですが、硬くて美味しくなくなるそうです。

蒸しあがった時にひび割れしている方がよく膨らんでいる証拠で、食べてみるとふわふわしていてとても美味しいのだとか。


増田さんは、中間をとって饅頭の上に(⌒~⌒)と微笑んでいるような小さなヒビが入るくらいを良しとしているとのことでした。

『それぞれの個性を生かしたアレンジやオリジナリティのある“そば饅頭”をたくさんのお店が作ってくれたら、北海道の新しい名物になる日もそう遠くないのでは』


と増田さんは話しています。

蒸したてのそば饅頭をトングで並べる増田さん


出来上がった“そば饅頭”を1ついただきました!

実際に出来上がった“そば饅頭”を一つ食べさせていただきました。蒸したてで熱々の“そば饅頭”。

一口食べたとき、口の中に広がる蕎麦の香りと決して甘すぎない上品な餡の甘さ蕎麦粉と小豆の相性は良いとのことで、なんて美味しいんだろうとしみじみ思いました。

さすが十割蕎麦の名店とだけあって、とても質の良い蕎麦粉を使っているとのこと。


この“そば饅頭”の美味しさは格別です!


思わずもう一個食べたくなり、お願いしていただいてしまいました。この“そば饅頭”は本当に美味しいです!

“そば饅頭”を北海道の名物にするために

 

“そば饅頭”を北海道の名物にしたいと強く願う増田さん。そのために様々な試みをしているそうです。

ネット上では“そば饅頭”の詳しいレシピを公開し、フェイスブックでは「そば饅頭を北海道の名物にしよう!」と名付けたグループを作成しました。(Facebookページはこちら)

しかし、それだけではなかなかうまく広がらず、2016年に作成したにもかかわらずあまり進捗状況は良くないとのこと。

Facebook上で増田さんが、

“あけましておめでとうございます。そば饅頭もなかなか広まりませんが、年明けとなりました。どこか、大きなところ、そば屋でも菓子屋でもいいんですが、やってくれないかなあ。”

と嘆いている書き込みがあります。

より多くの人に“そば饅頭”を知ってもらい、食べてもらいたい

そば饅頭を広めるためには、増田さん一人ではなかなか限界があります。


空港の売店やパッケージ化してお土産として売られるためには、より大きなお店や企業が“そば饅頭”に興味を持ってくれなければなりません。


『手打ちそば 喜心庵』の“そば饅頭”を食べた多くの人が北海道の名物にする活動に協力していただけたら、“そば饅頭”が北海道の新名物として実現する日もそう遠くないのではないかと思います。


増田さんは『手打ちそば 喜心庵』に来店されたお客様に“そば饅頭”を試食として1つ無料でお渡ししています。

蕎麦の美味しさは名店のお墨付きです。是非足を運んでみてください!

そして是非“そば饅頭”を食べてみてください!

十割そばの名店としても知られる『手打ちそば 喜心庵』

そば饅頭が一つサービスでいただけます。

手打ちそば 喜心庵

手打ちそば

札幌のそば好きの方にも好まれるこだわりの十割(生粉打ち)そば

札幌市手稲区稲穂3条7-5-1





手打ちそば 喜心庵

喜心庵は、1999年7月に中央区円山の裏通りで開業。

休業の期間を経て、2014年9月に現在の場所にて営業を再開いたしました。

開業当初から、つなぎを使わずにそば粉100%で打つ「生粉打ち(きこうち)」にこだわり、味・香り・風味豊かな「十割そば」を提供しております。

毎週金曜は手打ちそば教室も開催中です。

 

 

住  所 北海道札幌市手稲区稲穂3条7丁目5-1

電  話 011-699-5699

アクセス JR星置駅南口から徒歩8分

営業時間 平日 11:00~20:00 (LO19:30)

     金曜 11:00~15:30 (LO15:00)

定  休  日  月曜日