まいぷれ札幌市中央区編集部です。
今回は、本日、「すすきの会場」で行われた、「氷彫刻コンクール」の結果をお伝えします。
午前11時過ぎに「ココノススキノ」そばの、2024さっぽろ雪まつり「すすきの会場」ウェルカムゲート前にて表彰式が行われました。
今年も素晴らしい作品が発表され、5件の入賞作品が選ばれました。
最優秀賞は、「破壊と創造」(写真❶参照)を制作した中村賢二氏に輝きました。作品は、翼のあるライオンのような動物が立ち上がり、雄叫びを上げているような氷像でした。中村氏は、「ホテルメトロポリタン仙台」のご所属とのことです。
次に、
優秀賞の一人目ですが、「札幌パークホテル」の小島駿也氏でした。作品は「竜」(写真➋)で、
身体を覆う鱗がびっしりと表現された力作です。
ところで、竜の鱗の数については、99枚とかその倍数といった情報もネットで見かけましたが、ここでは81枚という説をご紹介しておきましょう。
<以下、「はかせラボ」というサイトの「逆鱗ってどこ?」というページより引用>
逆鱗の元になったのは『韓非子』に記されている故事です。 伝説上の生き物の竜には、81枚の鱗(うろこ)が生えています。このうち、竜のあごの下には1枚だけ逆さに生える鱗があり、これが「逆鱗」と言われます。
竜は、ふつうは人間に危害を与えません。しかし、のど元にある「逆鱗」に触れられると、激しく怒り、触れたものを即座に殺すとされています。
このことから、触れてはいけないものを表す言葉として「逆鱗」が用いられるようになりました。そして、目上の人を激しく怒らせることを「逆鱗に触れる」と言うようになったのです。
<引用おわり>
まだの方は、「逆鱗」を確認しにこの氷像を見に行かれてはいかがでしょうか。
さて、
優秀賞の二人目は、「ホテルJALシティー札幌中島公園」の足立佑輔氏となりました。二羽の鳳凰が舞う姿を彫り上げた作品「鳳舞」(写真❸)です。
ちなみに「鳳凰」について、ここではオンライン辞書「 Weblio辞書国語辞典」から遷移して表示された『実用日本語表現辞典』より引用させていただきます。
<以下、引用>
鳳凰(ほうおう)とは中国の神話に由来する伝説の鳥である。36種の羽を持つ動物の長であり、聖天子が治める平和な世にのみ姿を現わすとされている。
全体はクジャクに似ていて、頭は鶏、あごは燕、頸は蛇、背は亀、尾は魚で、黒、白、赤、青、黄の五色からなり、高さは六尺ほどとされる。
めったに実を結ばないという竹の実を食し、梧桐(あおぎり)の木にのみ止まると言われる。
西洋では、東洋の不死鳥ともみなされ、「中国のフェニックス(英: chinese Phoenix)」と呼ばれることもある。
<引用おわり>
次は
準優秀賞です。
その一人目は「八咫烏(ヤタガラス)」(写真❹)を発表された成田剛司氏です。
成田氏は「札幌東急REIホテル」に勤務されており、昨年も入賞されていますので、当編集部でも昨年ご紹介しておりました。
さて「八咫烏」についても、インターネットのフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用させていただきます。
<以下、引用>
(概要)
八咫烏は、日本神話において、神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、導きの神として信仰されている。また、太陽の化身ともされる。
『古事記』では高木大神によって遣わされ、『日本書紀』では天照大神によって遣わされたと伝わる。
<引用おわり>
このように、「八咫烏」については、『古事記』や『日本書紀』での記述が紹介されており、多くの説明があります。ここでは、“概要”の初めの部分だけに留めましたので、ご興味がある方は、『ウィキペディア(Wikipedia)』で続きをご覧ください。
さて
二人目の準優秀賞作品(写真❺)をご紹介しましょう。作品のタイトルは「水辺の頂点捕食者」で、「ホテルノイシュロス小樽」の徳橋啓介氏が受賞されました。
跳び上がって逃げる魚たちに襲いかかるワニの姿を、ダイナミックに彫り上げています。。
このほかにも、惜しくも入賞を逃したすばらしい作品や、企業の協賛による氷像がたくさんありました。少し寒いかもしれませんが、夜はまたライトアップされてきれいだと思いますので、お食事がてら「すすきの会場」へ出かけられてみてはいかがでしょうか。