まいぷれ札幌市中央区編集部です。だいぶ暖かくなってきました。今年は桜の開花が例年より早くなりそうとの予報も出ています。

　コロナ禍からほぼ解放され、久々にくつろいだお花見ができそうとの期待も膨らみます。でも、「花より団子」なんて声も聞こえてきそうですね。
　そこでこちらも久々に、だんご屋さんに関するクイズを出したいと思います。また、前回（昨年12月15日）のクイズ（ラーメン屋さんの舞台裏）の答えも最後に載せておきましょう。

　さて、円山公園は、札幌でも有数のお花見スポットです。その公園の近くに、さくらさんとかえでさんの姉妹で営業している小さなだんご屋さんがありました。もともとは、4年ほど前に妹のかえでさんが始めただんご屋さんでした。自分のだんご好きが高じて、みたらし団子をつくり販売したところ、結構な人気になりました。

その後コロナ禍となり、市内のお土産屋さんに勤めていた姉のさくらさんも失業していたのですが、昨年から妹のだんご屋を手伝い始めていたのです。
姉のさくらさんは、今年のお花見に向け、「三色だんごと桜餅のセット商品」（仮称：桜餅セット）をつくってはどうかと提案しました。

「それはいいかもしれない」と、かえでさんも賛成し、色々なお店の商品を買い集めて食べたり、食べ歩きをして研究し、試作を重ね、ようやく販売できそうなものが出来上がりました。
先週の土曜日、時間的余裕もあったことから、お客さんの反応をみるために、試しに「桜餅セット」を5セットつくり、店頭に「みたらし団子」とともにとりあえず３セット並べてみました。

「桜餅セット」は、「みたらし団子」にくらべ色合いが鮮やかで目立つこともあり、最初のお客さんがすぐ1セットを買ってくれました。そのすぐ後に来た二人目のお客さんは、残り2セットを選ぶと続けて「もうひとつないの？」と尋ねました。このとき店頭でお客さんに対応していたのはさくらさんでした。彼女は急いで、奥にいる妹のかえでさんに「桜餅1セットをとってほしい」と頼みました。

　ほかの作業をしていたかえでさんは、あわてて「桜餅セット」を取り損ね、床に落としてしまいました。幸い、もう１セットあったため、二人目のお客さんには無事3セットお買い上げいただくことができました。

さて問題はここからです。この時かえでさんが落として売り損ねた「桜餅セット」ひとつの損失はいくらでしょうか？
さくらさんとかえでさんは、「三色だんごと桜餅のセット商品」1セットあたりの原価と損益の見積りを、次のように試算しておりました。
売価　300円、原価215円（原材料110円、人件費80円、その他固定費25円）、利益85円


前回（12月15日）、「ゴールラーメン？（ラーメン屋さんの舞台裏）」の答え・・・2割引きで販売した場合、儲け損ねた分は420円になります。あなたの計算は合っていましたか？