まいぷれ札幌市中央区編集部
スキージャンプワールドカップの女子個人戦(第21戦)が、一昨日(1月24日(土))、札幌の大倉山ジャンプ競技場で行われました。
先週20日(火)と21日(水)には、山形の蔵王でも行われていたのですが、札幌がラージヒル(ヒルサイズ137m・k点123m)なのに対し、蔵王はノーマルヒル(ヒルサイズ102m・k点95m)です。
なお、その「アリオン蔵王シャンツェ」は、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)の最新基準に則した国内唯一のサマージャンプ台とのことです。
さて、札幌での状況ですが、一昨日はほとんど日は差さなかったもののあまり風もなく、一時雪がちらついたがすぐにおさまり、比較的順調に競技は進みました。
前日の予選を通過した40名のうち、日本人選手は以下の9名(敬称略)でした。
一戸くる実、伊藤有希、齋藤 優、佐藤柚月、勢藤優花、高梨沙羅、中山 和、丸山 希、宮嶋林湖。
15:00より試技として各自一本ずつ飛んだ後、16:15から本選1回目が始まりました。蔵王での第19戦で優勝した丸山希選手は2位につけ、この段階でのトップはニカ・プレブツ選手(スロベニア)でした。
1回目に34位となった齋藤優選手は2回目に進めませんでした。
本選2回目は、すっかり暗くなった17:7分から開始。期待された丸山希選手は4位となり、惜しくも表彰台を逃しました。
この第21戦で優勝したのは、一回目トップだったニカ・プレブツ選手でした。
日本人選手の第21戦結果は次のとおりです。
丸山希選手(4位)、高梨沙羅選手(11位)、勢藤優花選手(12位)、伊藤有希選手(18位)、宮嶋林湖選手(19位)、一戸くる実選手(23位)、中山和選手(26位)、佐藤柚月選手(29位)。
日本人選手の試技の写真上位5名分を当ページ上部でご覧ください。
丸山希選手(写真❶)は、長野県野沢温泉村の出身で、このところ好調を維持しており、今季W杯でも6勝を上げ、W杯総合ランキングはニカ・プレブツ選手に次いで2位とのことです。
2月6日から開幕するミラノ・コルティナ2026冬季五輪の女子ジャンプ日本代表にも選ばれており、冬季五輪は初出場ですが、メダルを期待したいですね。
高梨沙羅選手(写真➋)は、北海道上川町の出身で、これまで世界の女子ジャンプを牽引してきたといってもよい存在です。今季は、着地の際のテレマーク姿勢をとる部分の改善に取り組んでいるようですが、札幌での第21戦でも徐々に感覚は上向いているようで、今後に期待したいところです。
平昌2018冬季五輪では日本女子初のオリンピック銅メダルを獲得しています。女子スキージャンプが初採用されたソチ2014に17歳で出場して以来、来月のミラノ・コルティナ2026まで4大会連続出場となる予定です。
勢藤優花選手(写真❸)は、高梨選手と同郷の上川町出身で、中学校まで同級生だったとのこと。高梨選手のあとを追い厳しいトレーニングを積み、高校3年生で日本代表入りを果たしております。
北海道メディカル・スポーツ専門学校時代には、副校長を務めていた長野1998冬季五輪金メダリスト・船木和喜氏からも指導を受けました。冬季五輪は平昌2018から来月のミラノ・コルティナ2026まで3大会連続出場となる予定です。
伊藤有希選手(写真❹)は、北海道下川町出身で4歳からジャンプを始め、2007年3月に札幌で行われたFISコンチネンタルカップでは小学6年生で出場、3位となり同カップ史上最年少で表彰台に立ちました。2013年4月、株式会社土屋ホームへ入社し葛西紀明選手兼監督の指導を受けております。
冬季五輪は、ソチ2014に19歳で出場して以来、来月のミラノ・コルティナ2026まで4大会連続出場となる予定です。
宮嶋林湖選手(写真❺)は、長野県小谷村の出身で、現在は松本大学4年生として在学中です。3歳上の姉がスキージャンプをしていたことがきっかけで小学1年生の夏にスキージャンプを始めました。2025年3月2日(日)、札幌大倉山で行われた宮様スキー大会競技会では120m超えのジャンプを2本揃え大学入学後では初の優勝を飾りました。
ミラノ・コルティナ2026冬季五輪の日本代表にはなっていませんが、大学卒業後も競技を続けられる企業を地道に探しているとのことです(朝日新聞2025年12月1日より)。
第22戦(1月25日)の結果とミラノ・コルティナ2026への期待
札幌大会2日目となった昨日は、大雪にみまわれ2回目のジャンプは中止となってしまいました。
1回目、前日12位だった勢藤選手は127m飛んで暫定1位となり、メダルを期待しましたが、後から飛んだ高梨選手が飛距離は125mながら、飛型点などを含むポイントで上回りました(ゲートファクターもあったかもしれません)。
前日の1回目2位だった丸山選手は悪天候のなか飛距離が伸びず(110m)、最後に飛んだニカ・プレブツ選手(スロベニア)がヒルサイズ(137m)を超える139.5mの大ジャンプを見せ、結局この日も優勝となりました。
2位はカナダのアビゲイル・ストレイト選手、3位はノルウェーのハイディダイレ・トラセルド選手でした。
日本人選手の第22戦の結果は、次のとおりです。
高梨沙羅選手(8位)、勢藤優花選手(10位)、丸山 希 選手(12位)、宮嶋林湖選手(12位タイ)、伊藤有希選手(15位)、一戸くる実選手(17位)。
ところで、札幌で第21戦・第22戦の連続優勝を果たしたニカ・プレブツ選手ですが、先週17日(土)~18日(日)に同じ大倉山で行われたW杯男子個人第18戦・第19戦で連続優勝したドメン・プレブツ選手の妹さんだそうです。
兄妹そろって連続優勝の偉業を成し遂げた選手を生んだスロベニアという国に興味を持ち、少し調べてみました。
スロベニア共和国は、地図で見るとイタリアの右隣で、北はオーストリア、東はハンガリー、南はクロアチアに囲まれた位置にあります。カルストの語源になった石灰岩台地が南西部に広がっている国です。
1945年にセルビアなどとともに社会主義体制のユーゴスラビア連邦を結成しましたが、1991年に独立を宣言し、1992年には国連に加盟、2004年にはNATOとEUにも加盟しております。
人口は札幌市より17万人ほど多い約212万人、面積は四国とほぼ同じくらいで首都はリュブリャナです(外務省(日本)のデータなどより)。
来月6日から始まるミラノ・コルティナ2026では、ソチ2014から導入されている女子ノーマルヒル個人に加え、女子ラージヒル個人が公式種目として初採用されました。
日本ジャンプ陣は、スロベニアのプレブツ兄妹を乗り越えることができるでしょうか。
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック(JOC:日本オリンピック委員会)
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大倉山でジャンプを見てきました!| 名称 | まいぷれ札幌市中央区編集部 |
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